温泉施設のショッキングな浴槽水衛生管理

温泉ソムリエです。

先日、福岡県でショッキングな事件がありました。

皆さんもご存じの通り、福岡県二日市温泉でレジオネラ属菌が検出されました。

私がびっくりしたことは「3700倍の菌数」ではなく、「適切な塩素管理を行っていかなった」でもなく「年2回しか水の入替を行っていなかった!」ということです。

本来は

  • 菌数が基準値の3,700倍 → (基準値)菌数10以下
  • 塩素管理を怠る → 残留塩素は0.4以上1.0を超えないように管理
  • 年2回の水の入替え → 週1回以上の行うこと

上記のことが守られておりませんでした。

こうなると「定期的な逆洗・洗浄工程を行っていたのか」、「週1回の高濃度塩素消毒も実施されていなかったのでは」など疑問点が色々見えてきます。

恐らく保健所は厳しく追及してくると想定されます。

ほとんどの温浴施設は適切に管理されている中、温浴施設の信用を失墜させてしまう大変な事態だと認識しております。

弊社で管理させていただいているお客様には法令順守の徹底を念頭に置き、お客様のセカンドオピニオンとして、適切な衛生管理をご提案しております。

もし「この管理方法でいいのか」や「現行の条例に沿った管理を行いたい」などありましたら気軽にご相談ください。


産経新聞

湯換え年2回の老舗旅館 HPで謝罪「ご心配おかけした」 – 産経ニュース (sankei.com)


循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル

循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル
(令和元年 12 月 17 日改正版)

原本

*①表紙(改正履歴追加) (mhlw.go.jp)

詳しい事をお知りになりたい場合は、こちらよりお問い合わせください